一般的な入れ歯
加熱重合といって餅状のプラスティックに熱を加えることによって硬化させ自由な形を作ることが出来ます。
イボカップ義歯
強度の高い特殊な樹脂を使用した入れ歯です。一般的なレジン(樹脂)の入れ歯は重合収縮といって固まる時収縮して変形しますが特殊な作り方により変形をとても小さく出来ます。そのため下顎の顎堤(入れ歯が乗っかる歯茎部分)が低い場合威力を発揮します。また、表面の微細な気泡も少なく一般的な入れ歯よりも臭いのつきにくい素材です。一般レジンでは困難な高度顎堤吸収の症例に使っています。
1、型取りしたものに石こうを流し模型を作ります。その後、気泡を取り除き外形を整えます。
2、模型にプラスチックを貼り付けロウを盛り上げます。そして口の中で上あごと下あご位置関係を定めます。
3、人工の歯をロウの上に並べかみ合わせの確認をします。
4、ロウの部分を樹脂に置き換えて部分入れ歯の出来上がりです。ピンク色の部分が加熱重合レジンで白い部分は人工歯(既製品)といって歯の代わりとなるものです。